国立循環器病センターの取り組みと卵かけごはん

高血圧は日本人の4割を占めると言われる重大な生活習慣病の一つであり、その予防と治療を行っていくことは国家レベルでの取り組みが必要とされる大きな問題となっています。これは高血圧によって動脈硬化が引き起こされ、それが脳梗塞や脳出血、心筋梗塞などの致命的な疾患につながることが理解されてきたことによるものであり、最も初期の段階にあたる高血圧の対策を立てることで様々な疾患に苦しむことになるリスクを下げることが目指されています。
その治療の基本は降圧剤による血圧管理と減塩を中心とした生活習慣の改善です。降圧剤は高血圧による血管や心臓への負担を和らげ、他の疾患を合併するリスクを下げると言われており、降圧剤の使用はガイドライン上も基本的な方針として取り上げられています。降圧剤で血圧管理を行いながら根本治療のために行うのが生活習慣の改善であり、減塩食を進めるのが基本です。しかし、日本では卵かけごはんのように多数の人が愛する高塩分な食事が多数あります。卵かけごはんだけはやめられないという人もいるでしょう。そこで考えられたのが減塩の食品や調味料を使用するという方法であり、減塩の卵かけごはん用のだし醤油は表彰すらされるに至りました。また、国立循環器病センターではかるしお認定を開始し、減塩を進めている食品や調味料に対して国立循環器病センターによる認定が行われるようになっています。国立循環器病センターでは減塩食についてまとめたレシピ集も発売するといったように、企業や個人のレベルで積極的に減塩を進めています。これによって高血圧になる前から減塩による予防を行っていくことによって降圧剤を使用して管理しなくてもよい健康状態を誰もが持てるようにと努力しています。